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締め切り迫る
11月28日と30日に二つの大切なことが締め切られる。在宅寝たきり高齢者等歯科訪問健診・相談予防事業と歯周疾患検診だ。噛むことは一生大切なことで、そのためには常々歯や歯肉をしっかりとチェックしてもらうことが必要だし、不幸にも歯がなくなった場合でも、入れ歯の状態を見てもらうことが肝要なのである。
治療に山田さんがきた。総入れ歯をいれている。「おかげさまでよく噛めて、毎日楽しく過ごしています」と笑顔が明るい。 でも口の中をみると、入れ歯があわずカタカタして、傷もできていた。「じゃ、どのくらい食べられているか、調べてみましょう」専門的にいうと咀嚼機能評価といって、いくつかの方法がある。昔ながらの方法は、生のお米を噛んでもらいどのくらいつぶれたかを調べる。最近はガムを噛んでもらって、噛み具合を色の変化で調べる方法もある。私の大好きな方法は古典的な石原法に由来する方法で、用紙に食べ物の名前と絵が描いてあって、それを患者さんにみてもらい、今の入れ歯で食べられるものに○、食べられないものに×をつけてもらう。
山田さんはあまり噛めていなかった。よく聞くと、好きな豆は食べられない、入れ歯の下に物が入って痛い、好きだった雷おこしがたべられない。ワカメが切れない。次から次と出てくる。どうも山田さんの食生活は、自分の入れ歯で食べられるものに限っているようで、食生活はその範囲で満足していたみたいだ。「何でも食べられるように挑戦しようよ」それから何日か通って大分食べられるようになり、笑顔はさらに明るくなってきた。
“入れ歯になって困らないように、歯を失わないためにも”、歯周疾患検診の案内が来ている人は必ず受けよう。家から出られないで歯医者さんにいけない人でも歯の検査をうけられる。在宅訪問歯科健診事業では、歯医者さんが訪問する仕組になっている。歯を大切に。締め切りまであと2週間だ。

